新安全基準対応機能

万一の事故、災害にそなえた、安全・安心をささえる新機能 東芝マシンルームレスエレベーターは、建築基準法改正施行例(平成21年9月施行)で規定された「新安全基準」に適合した新機能を全機種(※)に搭載。 重大な事故の原因となる「戸開走行」を防止するとともに、地震や故障による「閉じ込め」への対策をさらに強化しました。
※ 対応機種:〈ニュー・スペーセルEX〉〈オーダー・スペーセル〉〈ニュースペーセル〉但し平成21年9月以降の新設品について。

エレベーター新安全基準とは

平成18年6月に港区で発生した死亡事故および、平成17年7月の「千葉県北西部地震」で、多くの「閉じ込め」が発生した事象を受けて国土交通省は建築基準法の一部改正を行いました。これにより規定された「新安全基準」により義務づけられたのが「戸開走行防止のための制動装置の二重化」と「閉じ込め防止のためのP波感知器付き地震時管制運転機能」です。 東芝マシンルームレスエレベーターは、この「新安全基準」に適合すると共に、独自の新機能による一層の安全の確保をはかっています。

戸開走行保護装置

「戸開走行保護装置」とは、エレベーターが扉を開いたまま走行することを防止する装置 です。 エレベーターを動かす力をうみだすための「駆動装置」と、速度や各種機能をコントロールするための「制御器」の双方に、従来の安全装置に追加する形で装備されます。

改正後のイメージ図

■制御器側の安全装置の働き

・「かご」および「のりば」の全ての扉が完全に閉まらない限り走行しないように制御。
・万一「戸開走行」を検出した場合は、直ちに制動装置を作動させます。

■駆動装置側の安全装置の働き

従来から「モーター」に設置されていた「電磁ブレーキ」に加えて、ロープまたはシーブにもブレーキを装備。 「制動装置の二重化」により、「戸開運転」を検出した際、確実な制止をはかります。

地震時閉じ込め防止機能

「新安全基準」で義務づけられた「P波感知器付き地震時管制運転」で閉じ込めを防止することに加えて、「長周期地震」への対策を強化しています。

■P波感知器付き地震時管制運転 (リスタート運転機能付き)

地震時に最初に到達する初期微動(P波)を感知すると、ただちにエレベーターを最寄り階で停止し、ドアを開きます。さらに管制運転中に安全装置が作動して停止した場合に、安全装置の復帰を確認次第自動的に管制運転を再開するリスター運転機能を装備しています。

P波感知器付き地震時管制運転(リスタート運転機能付き)の詳細 >>

■長周期地震対策

長周期地震とは、通常の地震とは異なり、ゆっくりとした周期でゆれる地震で、特に高層建築と共振した場合、大きな揺れとなります。 エレベーターの場合、ロープ類が共振による大きな揺れのために他の構造物に引っ掛かることが、機器故障を引き起こす原因となります。 東芝マシンルームレスエレベーターは長周期地震によるロープの挙動解析にもとづき、「引っ掛かり」への対策を強化。機器の損傷を防止します。

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